「最初の3ヶ月」が営業の未来を左右する理由を聞いてみた
こんにちは、不動産若手社員の堀部です。
これから定期的に「不動産企業で働きながら学んだ仕事論」について、日報感覚でnoteに記録していきます。みなさんの参考になれば幸いです!
■「仕入れ営業は3か月で見切られる」って本当?
転職業界では
「不動産の仕入れ営業は、3か月で成果を上げられなかったら営業から外される」とよく言われます。
仕入れ営業にかかわらず、新入社員は「入社してからの3か月が大事」とも言われますよね。
一体なぜ「最初の3か月」が大事なんでしょうか?
まず仕入れ営業の話をすると、仕入れ営業は不動産企業の稼ぎ頭です。
「不動産営業」と聞くと、大体の人は賃貸や売買の仲介営業をイメージすると思いますが、仕入れ営業は売り出している土地や物件を業者さんから仕入れ、リフォームや解体などで手を加えてから販売するため、一般的な物件の仲介営業よりも大きな利益を生み出します。
それだけの利益をもたらす職種なので、当然歩合が高く、稼げます。
ただ「稼げる=成果を求められる」ということもであり、3か月というスピード勝負で成果を出すことを求められます。
そこで成果を出せなければ、最悪の場合、クビになってしまうこともあるそうです。
でも、ハウスドゥ・ジャパンの仕入れ営業は3か月で「成果」が出なかったからという理由だけで見切られることはありません。
売上や件数などの数字が出せなくても、「成果」に向けた「行動」を重視しています。もちろん、新人の面倒を見るのは管理職の仕事ですから、部長や副部長、店長のサポートを受けながら、です。
上司はサポートするなかで「成果」に向けた「行動」がどれだけできているかを見ています。3か月で「成果」も「行動」も伴わなかった場合は、他事業部の営業への異動が伝えられることもあります。ハウスドゥグループには数多くの職種があるため、本人の適性に合った環境を提案します。
とはいえ「入社してからの3か月」が重視されているのは事実。
その理由は、会社の飲み会で耳にしました。
先輩が市田社長にこう質問していたのです。
先輩「仕入れ営業が、入社して3か月で判断されるのはなぜでしょう?」
社長「入社してすぐの3か月が、会社から一番見られている期間だからだ」
社長はきっぱりとした口調で、こう続けました。
「たった3か月、されど3か月。たとえ行動が間違っていたとしても、全力で行動するのが大事だ。心機一転して気合いが入るタイミングで、たった3か月すら全力で行動できない人間は、何年経っても成長できるわけがない」
確かに、と納得しました。
ダイエットだって継続が大事。短期間の食事制限や運動すら継続できない人が、いきなり痩せることはありません。
逆に毎日きちんと継続できれば、3か月でも十分な変化が生まれます。
「3か月、全力でやった人間は普段の行いや顔つきが変わってくる」
私も、日々一生懸命努力している新入社員の顔を思い浮かべてみました。
3か月で完全に独り立ちするのは難しいものの、「どうやったらできますか?」と前向きで主体的な質問が増えてきたり、報告の内容が充実してきたり、だれがキーマンか把握して相談するようになったり……
たとえ数字で「成果」が出ていなくても、コミュニケーションの「質」が格段に上がります。
そういった変化を本人も自覚するのか、「顔つき」にも自信が感じられるようになります。
どんな仕事であっても「まずは最初の3か月を全力で取り組む」ことで、それから何年間もへこたれずに継続できる度量が身につくのかもしれません。
■3ヶ月というタイムリミットの中で頑張ることができる本当の理由
短期間で高いパフォーマンスを期待される仕入れ営業ですが、土地の仕入れから企画・運用まで行うため、かなり裁量が大きくやりがいのある仕事です。
もともとあった建物を解体して更地で売ることもあれば、住宅をリフォームして建売販売したり、ビルをホテルに生まれ変わらせたり……
仕入れ営業が企画を考え、広告マーケティングや設計メンバーが一丸となって形にし、お客様のもとへ届けられた時、言いようのない感動と達成感が生まれます。
ハウスドゥは「人を使う」企業ではなく「人が活躍できる」企業であり、人こそが資本であると考え、人を大切にし、個人にフォーカスしたキャリアを作っていくことができます。
どの部署にも「この人に質問すればなんでも答えてくれる」と安心できる先輩がいて、OJTにより新入社員もその場で学びながら成長できる環境を整えています。
だからこそ最初の3か月でがんばることのできる社員は、長期的に成長できるのです。
実は、これから未経験者もたくさん採用していきたいと思っています。
ハウスドゥらしいサービスを提供するには、まっさらなキャンバスを持っている未経験者の方のポテンシャルが必要です。
実際、介護職など他業種から転職し、まったくの未経験で入社したメンバーが何人も役職者になっています。
のんびり働きたい方には向いていませんが、ポテンシャルを生かして成長したい!というモチベーションがある方ならだれでも活躍できる環境があります。
「なぜそれだけ人を大切にできるのか?」というと、創業者であるハウスドゥグループ代表・安藤社長の考え方が根幹にあります。
安藤会長(And Do ホールディングス代表取締役会長 CEO)はよく
「稼ぐだけじゃ幸福にはなれない」
と言います。
安藤会長は、もともと裕福な家庭に生まれたわけではなかったそうです。
そのため小さいころから
「将来はたくさん稼ぎたい」
と思っていて、僅かなお小遣いやお年玉等をコツコツ貯め、小学6年生で自転車を買い、教室でほめられたそうです。
その経験から価値観が強固にされ、物を手に入れるプロセス、努力、辛抱が非常に大切なことだと確信し、「欲しいものがそれなりに手に入れられるようになるためにがんばってきた」と言います。
ただ、理想通りの大金を稼げるようになっても、心が満たされることはありませんでした。
なぜ満たされないのか自問自答した安藤会長は、この時のことをこう語っています。
「自分の思いを実現するだけではだめではないか。志を高く持ち、そこに自分を賭けてみようと思った。そのことによって色々な人たちや社会の役に立てればもっと素晴らしい。そして、社員の幸せとお客様のためになれば最高だ。」
この言葉を聞いて私は、
自分のために稼いでも幸福にはならない。人のために尽くしてこそ、幸福がある。
ということなのだと思いました。
人を大切にしてこそ、心は豊かになり、満ち足りていく。
そう考えて作り上げたハウスドゥの企業理念は
「お客様の豊かさ、社員の豊かさ、社会の豊かさを常に創造し、末永い繁栄と更なる幸福を追求します」
です。
企業である以上は利益を追求しなければなりませんが、社員が豊かな仕事をしていないと意味がありません。人を大切にしてこそ、心は豊かになり、満ち足りていくのです。
ハウスドゥの人を大切にする風土は、この理念から育まれています。
4月から新しい環境に入った人は、7月までがとても大切な期間です。
不慣れな環境で気苦労もあると思いますが、周囲に相談してサポートを受けながら全力でがんばってほしいです。
私自身も、最初の3か月でがむしゃらに向き合った結果与えられたチャンスもありましたが、期待に応えたい一心で空回りしていた部分もあったと思います。
誰しも努力が大切なことは重々承知だと思いますが、
「結果を逆算して、出来ることから行動する。」
シンプルですがこれに尽きるのかもしれません。
過程を見てくれる人、過程を見せてくれる人がいる環境に感謝し、成長していきたいですね。
4月は心機一転、頑張っていきましょう!
キャリアアップ願望があり「新しい環境で全力でがんばってみたい」と思っている方は、ぜひハウスドゥ・ジャパンにもお越しくださいね。
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