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楽な仕事は楽しくない。楽しく働くたった1つの条件

内藤風章:2014年入社。新卒で入社し、営業から施工管理へジョブチェンジ。沖縄エリアでチームリーダーを務める。


■「体育会系っぽくない」という理由で再面談

実は、ハウスドゥの一次面接を2回受けている。

10年前、大学生だった僕は
「社会人になったら、自分の力をとことん試したい」
という思いがあり、就活では年功序列の会社ではなくベンチャー志向の会社を目指した。

営業を選んだのは、当時の自分にとって職種は「営業」と「事務」の二択しかなく、
「学生時代にサッカーしかやってこなかった自分は営業一択」
と思ったから。

そこからハウスドゥを選んだのは、就活サイトでしょっちゅうオファーメールが来ていて、たまたま通った首都高でもハウスドゥの広告が目に入ったからだ。
広告塔の古田敦也さんに、なんだか呼ばれている気がした。なんとなくだけど。

当時の一次面接では「会議室が空いてないから」と本社の1階にあるカフェで行われた。
カフェで面接することをおしゃれだとかフランクだとか感じる人もいるかもしれないが、自分は
「面接がカフェって……この会社、大丈夫か?」
と思った。

ほかのお客さんに配慮しながらしっかり対応した結果は、再面談。
……再面談って、どういうこと?

採用担当者の言い分はこうだ。
「体育会系なのに声が小さいから、判断できない。再面談です」
……声が小さいから判断できないって、どういうこと?

「体育会系だからって、カフェで大声で志望動機を叫ぶわけないだろ!」

……と内心つっこみつつも、大人しく呼び出しに応じ、本社の会議室で再面談をした。
当時の事務所は10坪くらいでまだ小さく、
「会議室が空いてないって、こういうことか」
と納得もした。

いろいろ文句を書いてしまったが、採用担当者は若くて勢いがあり、
「不動産業界のイメージをポジティブに変える」
というビジョンにも共感できたし、自分が成長できそうな気配を感じたのだ。

この予感は、的中することになる。

■綺麗にやろうとすると、50点しか取れない

入社してからの9年間は、リフォーム営業として奮闘した。
だんだん経験や知識は身についていくものの、京都から埼玉の店舗に異動したタイミングで売上が上がらなくなり、思い悩んだことがある。

そんな自分を引っぱり上げたのは、当時の上司だ。

あまりにも叱咤激励されるので
「なんでそんなに言われなあかんねん」
と反感を覚えたことも正直あるが、今でも心に刻んでいる言葉がある。

内藤はなあ、綺麗にやろうとしすぎてるよ。来店したお客様のなかには家を購入する必要がないお客様もいるから、とにかく売ればいいってわけじゃない。聞きにくい内容も質問しないと、お客様が家を買うべきか判断できないよ」

その言葉を聞いて
「話せるだけではダメで、相手の反応を見ながら話さないといけないんだ」
と気づいた。

「何かご不明点はありますか?」
とお客様に質問するだけでも違う。一方的に話すのではなく、対話形式にする。

思えば
「予算はいくらですか?」
「なぜこの工事がしたいんですか?」
といった踏み込んだ質問から逃げていた。

それが「綺麗にやろうとしすぎている」ということなんだろう。

ちゃんとお客様に踏み込んだ質問をして真意を掴まないと、どれだけ説明言葉を並べても一方的に話しているだけで、対話にはならない。

無難な100点を目指すあまり、50点の接客になっていた。
それから自分が話す量よりもお客様が話す量を増やしたら、だんだん営業がうまくいくようになった。

■楽なだけじゃ、楽しくはない

入社10年目で、営業から施工管理へジョブチェンジした。
「沖縄エリアを強化するため、エリア長として協力してほしい」
と言われ、迷わず「やります」と答えた。

正直、営業を続けたい気持ちはあったし、今もある。
それでも「やります」と答えたのは、サッカーに打ち込んでいた学生時代に
「楽しいことは楽じゃない」
と学んだからだ。

楽なだけじゃ、楽しくはない。
厳しいことにも向き合わないと達成感を味わえないからだ。
楽じゃない道を選んで妥協せずに取り組んだ結果が、初めて達成感になる。
だから、楽な道より困難な道を選ぶようにしている。

営業時代も、苦しみながら年間目標を達成することが楽しかった。
どんな営業が正解なのか分からなくても、とにかくがむしゃらに試行錯誤して、ようやく掴んだ1件の契約が飛び上がるほどうれしかった。
楽々達成できる目標を追いかけるだけだったら、きっとつまらなく感じて、楽しめなかったと思う。

楽なことより、達成感を感じられることを大事にしたい。
そのためだったら、厳しいことも受け入れる。
だからジョブチェンジも、沖縄への異動も受け入れた。

もちろん、苦しい道を選んで失敗することもある。
失敗した時は自分の行動を振り返って「何がダメだったのか」反省して、改善できることがあれば改善するし、改善できないことはあきらめる。
自分がやり切ってさえいれば
「これだけやり切ってダメならしゃーないやん」
と受け入れることができる。

楽しく働く条件は、やり切ることだと思っている。
うまくいかずに辞めたいと思ったら、まずは3か月本気でやってみて、それでもダメだったら辞めればいい。
やり切ってさえいれば成功しようと失敗しようと受け入れられるし、達成感も感じられる。

今でも行き詰まったら
「他責にしていないか?」
と自問して、自分にできることを探すようにしている。

悩んでも分からないなりに続けていると、ある日突然、ご褒美みたいにブレイクスルーする瞬間がやってくる。

施工管理にジョブチェンジしてから建築の知識が足りず苦労しているけど、この異動にも意味があると思っている。
施工管理の仕事をしっかり学んで理解できれば、営業に戻ったとしても、より深い知識を持って提案できるはずだ。
今は沖縄南部エリアのチームリーダーとして、建築現場の施工管理をし、営業と仕入れ案件の相談をしたり、協力業者とのすり合わせをしたりしているが、チームリーダーとしてマネジメントする役割も、これから必ず必要な経験である。

営業で培ったお客様との対話スキルも、部下や他部署の人とのコミュニケーションに生きている。

衝突を恐れずに
「何か気になることはありますか?」
と聞いて心をつなぎ、苦しい過程も楽しさに変え、成長し続けたい。

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