専業主婦からブランクを経て社会復帰。「人を頼る働き方」でキャリアアップ
不動産未経験で営業事務になったと語る榊原りえさんは、社歴15年以上のベテラン社員。
仲介事業の部署を経験したのち、売買サポート職へ異動しました。
専業主婦からの社会復帰で不安だった榊原さんが、自分のペースでキャリアアップできた理由について伺いました。
■専業主婦から社会復帰。ブランク明けでも働き続けられた
新卒から事務職として働き続けていた自動車会社を寿退社した私は、しばらく専業主婦生活を送っていました。
ところが数年後に独身へ戻り、否応なく社会復帰しなければならない状態に。ブランクがあるため、手に職がないと不安だったのです。
そこで思いついたのが資格取得。
昔から物件の間取りを見るのが好きだったので、この先もずっと仕事に生かせそうな国家資格を武器にしようと、宅地建物取引士(宅建)の資格を取りました。
何社か面接しようと息巻いてハローワークに行き、最初に紹介されたのがハウスドゥ。宅建のおかげで不動産未経験ながら採用され、就活はすぐに終わりました。面接官が優しく頼りになる人柄で「明るい会社だな」と感じ、不安なく入社したことを覚えています。
入社後は、お客様・売主・買主をつなぐ仲介事業部の営業事務になり、契約手続きなどを担当しました。当時は営業でも宅建を取っている人は少なく、重宝されていたと思います。
最初はわずか6人の店舗で働いていましたが、どんどん移転して店舗が大きくなり、会社も成長していき、私も気が付いたら10年もの社歴になっていました。
「そろそろ仲介以外の仕事がしたい」
そう1年ほど言い続けると、仲介から売買事業部への異動が決まりました。
仲介と売買の違いは、まずお客様です。仲介は一般の方がお客様で、売買は企業がお客様。物件資料の作成など、どちらでも行う業務がある一方で、稟議申請や仕入れ契約決済の申請など、新しい業務もたくさんあります。
私が務めている営業事務は、営業が出した仕入れ物件資料や稟議書に誤りがないかチェックするのが仕事です。
事務仕事とはいえ、頼まれたことをすぐにやるとか、先回りして提案するとか、工夫するポイントはたくさんあります。
小さなチェックが山ほどあるから、異動するたびに「この地域の資料を作らないといけない」「間取りを作ってシステムに登録しなくちゃ」と焦り、夜中まで働いて新しい業務に押しつぶされそうになっていました。
営業事務が一斉に産休に入ったため、人が足りなくなってパンクしたこともあります。
当時の部長に「人を増やしてほしいです。だれか業務を把握している人が異動してきてくれるのが一番いいですけど……」と泣きついたら、「どこかから異動してきてもらうのは難しい。その代わり、面接して新しい人を採用しよう」とすぐに動いてくれました。
私はそれまで何かと一人で抱え込んでパンクしがちでしたが、「まずはほかの人にもサポートしてもらいやすい環境にしよう」と言われてようやく「なんでも一人で抱え込まなくてもいいんだ」と気づきました。
私が勝手に「自分でやらなくちゃ」と思っていただけで、周りには頼れる人たちがたくさんいる。
「助けてください」と言えば、意外とすぐに助けてくれる。それに、自分でマニュアルさえ作っておけば、後輩が頼れるメンバーへと育っていく。
後輩には上からモノを言わず、対等に話すことで自発性を促しています。
先輩でも後輩でも、自分の部署でも他部署でも、とにかくハウスドゥは「人がいい」と思います。
自分本位の考えを持たず、人をサポートする協調性を持った人ばかりが働いています。
だから「自分でやらなきゃ」と固執しがちだった頑固な私にも「自分一人で抱え込まなくていいよ」「みんなで作り上げていこう」と言ってくれ、人を頼る重要性を教えてくれました。
■自分も他人も救う「だれかに依存しない仕組み」
働く女性ならではの課題は、仕事と家庭の両立ではないかと思います。
ハウスドゥは産休・育休制度がしっかり導入されているので、きちんと休むことができます。
「とはいえ休みにくい」と思ってしまう人は、仕事が属人化していて引継ぎにくい状態になっているのではと思います。
私はできる限りだれか一人に特化した業務を作らないようにして、属人化を防ぎ、だれでも同じ業務を行えるように調整しています。
最初はシンプルな分業にしていたので、誰かが休むと担当業務が他の人でカバーできず、宙ぶらりんになって大変でした。そこで「みんなができるようにしよう」と考えを改め、業務を標準化するようにしました。
各業務をスプレッドシートなどにまとめておき、それさえ見れば誰でも同じ業務を行えるようにするのです。
ポイントは、業務を教える時にありとあらゆる業務を教えること。
「この子はこの業務が担当だからこれだけでいいや」といった限定はなるべく避ける。あえて限定しないことで、網羅的に対応できる万能人材へと育っていきます。
だからこそ休みがシフト制で自由に取れます。時短勤務もあり、柔軟に働けることは、仕事と家庭を両立している女性にとってかなりありがたいはず。
柔軟な制度と面倒見のいい仲間が揃っているハウスドゥは、本当に働きやすい職場だと実感しています。
私も、もし後輩が抱え込んで身動きが取れなくなっていたら「頼ってくれていいんだよ」「一人で頑張らなくて大丈夫」と声を掛けられるよう、今後もハウスドゥをサポートしていきたいです。
(名古屋西店サポート職 榊原りえ)
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