新社長が語る、ハウスドゥグループのブランド戦略
「不動産会社のイメージは良くない」と言い切るのは、And Doホールディングス代表取締役社長 / ハウスドゥ・ジャパン取締役 冨永正英。9月26日付にて、株式会社And Doホールディングス代表取締役社長に就任となり、ハウスドゥグループは第二創業期をむかえました。
ハウスドゥグループでは「業界を変える」というビジョンを掲げています。
なぜ不動産業界を変えたいのか、なぜ拡大すべきなのか、そしてどんな会社でありたいのかを、冨永新社長の言葉でお届けします。
■不動産業界を変えたい理由
Netflixの話題作『地面師』で不動産の詐欺事件が取り上げられたり、昔ながらの任侠映画でも、金融会社と不動産会社がセットで登場して悪だくみをするシーンがよく見られるなど、不動産業界のイメージは決して「良い」とは言えません。
21年前、新卒で当社への入社を決めたとき、母親に
「本当に不動産会社に入るの・・・?」
と不安そうに言われたことや、入社してすぐ、
来店されたお客さまにも「不動産屋って、結構入るの緊張しますよね」と言われたことで、やはりそうなのか、と改めて思っていました。
「不動産屋に行ったら、無理やり家を買わされるのではないか」
そんな不安を抱えて来店するお客様が、実は少なくないのです。
採用面でみると、不動産会社には「稼げる」というプラスイメージもありますが、不動産会社よりは商社で稼ぎたいと考える人が多いのではないかと思います。
不動産業界のイメージがよければ、優秀な人材が「不動産業界で働きたい」と集まり、もっと優秀な人材が集まれば、お客様にとってより良いサービスを提供することができます。
だからこそ、ハウスドゥグループでは、
「業界を変える!お客様のための業界へ。」
とメッセージを発信しているのです。
And Do ホールディングスについて
同時に掲げているのが「不動産コンビニ構想」です。
日本全国どの町にもハウスドゥグループの店舗があり、”住宅の何でも屋さん”として
「家のことはハウスドゥにお願いすれば大丈夫だろう」と近所のコンビニのように利用していただける居場所になりたい。
セブンイレブンさんやファミリーマートさんなどの大手コンビニエンスストアのように、安心できるブランドになり、気軽に立ち寄っていただける不動産会社を目指しています。
■ブランド力とは?高級感より大事なこと
では、安心できるブランドになるために何をしたら良いのか?
大手コンビニが安心できる理由の1つは「みんなが知っているから」。
つまり、認知度の高さです。
「ブランド力」と聞くと、ルイヴィトンやシャネルのようなハイブランドをイメージしがちですが、ブランド力=高級感ではありません。
たとえばファストファッションのユニクロさんには「リーズナブルに高品質の洋服を買える」という信頼があり、それがブランド力となり、売上につながっています。
大切なのは、こうした魅力が広く認知されているということです。
認知度を高める手段の1つが、フランチャイズ展開です。
フランチャイズ展開をして店舗数が増えれば世の中にあるハウスドゥの看板の数が増え、より多くの人の目に留まるようになります。
そして、何百万円もの広告費がかかるようなテレビCMも、各店舗が広告費を出し合うことでより多くの広告を出すことができます。
広告で目に触れる機会が増えれば
「あの広告に出ていた企業だよね」
と認知されやすくなり、自然と安心感が芽生える。
それが大手コンビニエンスストアのような信頼感につながっていく。
今はハウスドゥの認知度は約50%です。
8割の方に「知っている」と答えていただけるよう、現在700店ほどの店舗を1000店舗に増やすことを目指しています。
ちなみに、目標数値を1000店舗にしているのは「キリがいいから」ではありません。
1つの店舗がエリア内の物件をすべて把握し、お客様に適切な情報提供できる範囲を約3万世帯として、全国の世帯数で割っていくとおおよそ1000になります。
日本全国を隅々までカバーしてコンビニ的存在として機能するには、約1000店舗必要だということです。
困った時の駆け込み寺として信頼していただけるように、店舗数の拡大で認知度を高めながらブランド力を磨いていく。
そのように不動産に対する恐怖や不信感を払拭していき、お客様が安心して利用できる不動産会社になることで、不動産業界のイメージアップにつなげたいと考えています。
■「良い会社」だとわかる3つの条件
不動産業界を変えてお客様のためのクリーンな業界にするためには、ハウスドゥの店舗を増やしてより大きな企業になる必要がありますが、そのためには当然ながら、より多くの優秀な人材を採用しなければなりません。
優秀な人材から選ばれるのは、「良い会社」です。
創業者である株式会社And Do ホールディングス代表取締役会長 CEOの安藤が、ある時「ええ会社になってきたな」と言っていました。
求職者から「良い会社」だと選ばれるには3つの条件があると思っています。
1つめは良い意味で厳しいこと、2つめはみんながやりがいを持っていること、3つめは誰が見ても「あの会社は良い会社だ」と思えること。
ぬるま湯のような環境であれば楽はできるけれど、日々働くやりがいは感じられません。やりがいを感じられるのは、成長できる厳しさがあるからでしょう。
厳しい会社だと辞めてしまう人も多いですが、厳しさを乗り越えて残る人間は会社の仕事にやりがいを持つことができ、成長につなげていくことができます。
だれが見ても「良い会社だ」と思える会社は、望めば成長できる環境があります。
成長のために自ら厳しさを望む集団こそ、真の「良い会社」だと感じています。
そういう人たちが集まる会社にするために
「教育に力を入れよう」
と話し合い、制度の見直しや拡充を日々行っています。
一人でも多くの人材を採用したいと思いますが、あらかじめ「ハウスドゥグループは厳しいよ」
と伝えておきます。
厳しいとは、決して勤務時間が長いとか、理不尽な扱いをされる等ではありません。
真の厳しさとは、結果を出すことに対して自らコミットする厳しさです。
ですので、サボりたい人からすると働きにくい「悪い会社」に思われるかもしれませんが、
努力して結果を出す人にとっては働きやすい「良い会社」になります。
ハウスドゥグループは「業界を変える」為に様々なチャレンジをしている会社なので、
努力して成長したい人、成果を出す自信がある人にとっては、良い環境が整っています。
本気で努力して成果を出し、成長したいという方にはぜひ来ていただきたい。
これからさらに拡大して認知度を上げていくハウスドゥグループは、努力を最大限キャリアアップにつなげられる職場です。
(And Doホールディングス代表取締役社長 / ハウスドゥ・ジャパン取締役 冨永正英)
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